アリーノ(有馬・野川生涯学習支援施設)
久末鷺沼線(有馬街道)沿いにある3階建ての『アリーノ』(指定管理者・アクティオ株式会社、館長・山口定男)。道路沿いには「グリーンロード有馬」の皆さんが手入れをしている花壇があり、四季折々の花が楽しめる。
思いおもいの時間を…
取材に行くと1階の地域図書室は親子などたくさんの人が読書をしている姿が目に入った。おはなし会が開かれている児童室では、子どもたちが生きいきとした表情でお話を聞いていた。なんと頬笑ましい光景だろう。グループ学習室には、学生や社会人で空席が見当たらない程の人が勉強していた。2階の市民活動支援コーナー、集会室(ピアノがある)では、今までたくさんのイベントが開催されてその都度参加者が楽しい時間を共有している。3階は和室、調理室、実習室、学習室が揃いそれぞれの教室が開催されている。
「街のオアシス」として
年間講座数は卓球、太極拳他35講座、年間イベント数は、アリーノ音楽コンサート、アリーノフェスタ他11回が開催されて年間利用者数は約10万人を超える。来館した人はきっと素晴らしい時間を過ごした事でしょう。
おはなし会風景「おはなしは楽しいよ!」[/caption] 山口館長は、「指定管理者として2年目を迎えておりますが、生涯学習支援施設の設置目的は、活力に満ち
た地域社会を作るために地域の皆さまの交流や学べる場を提供することだと考えます。そのためには、コミュニケーションの充実、要望・意見を積極的に傾聴することが重要だと思っています。イベントを開催し、参加された方から「楽しかった。また来ます。次はいつですか。」等のお声を聞いた時が一番嬉しいです。皆さまと共に「街のオアシス。アリーノ」を目指します。」と熱い思いを語る。
取材を終え1階の喫茶店「ヴォーチェ」で、アイスコーヒーを飲みながらゆったりした気持ちで時間を過ごした。何とも言えない美味しさを感じた一杯だった。このお店は、“障がい者ふれ合いショップ”という川崎市単独の事業に位置づけられた喫茶店。可愛い小物商品も陳列してありその出来栄えに感心の連続でした。様々な魅力が詰まった素晴らしい施設『アリーノ』が地域にあることを嬉しく思い何故か暑さを忘れた爽やかな気分になりました。
(宮前の風15号・2013.10 文・青柳和美)
【注意】掲載記事は、取材時のもので内容がかわっている場合があります。