平成24年度役員「宮前区を熱く語る」
■調整役として、宮前全体を考えている
川島 芳茂 会長 (宮崎在住)宮前区商店街連合会常任相談役
区役所向かいの東急宮前平ショッピングパーク内にある自ら理事を務める「みのり会」のパンやさん、ひよこ、の前で話しを伺いました。
「”商店街連合会常任相談役”としての活動内容は会合の都度出席してみなさんの話しを聞きアドバイスすることや県や市の主な会合に出席して意見を述べることです。
好きなイベントは宮前区民祭です。
区民祭は自分と同じ位の年代の有志が30年前に始めました。第1回目はこのショッピングパークと隣の本屋さんの敷地を使ってです。全部東急電鉄の持ち物で全面協力してくれました。いまだに自分としても愛着があります。
好きな場所は東高根森林公園です。四季が楽しめるし、1周30分位散歩すると良い運動にもなります。
観光協会の役員は色んな面で能力の高い方でいらっしゃるので、進んで意見を出し合い実行していきたいです。大山街道は評判が良かったので今年もやりたいですね」
記者と会うときは決まって「自分はもう年だからそろそろ・・・」と言う言葉がでてきますが、障がい者支援「みのり会」の活動に関しては「親も利用者さんも高齢化しています。ここで投げ出すわけにはいきませんので、まだまだ頑張ります」(聞き手:渡辺記者)
■モノをつくるよろこび
杉田 進 副会長(菅生在住)宮前区全町内会・自治会連合会会長
自治会を通じて防犯、廃棄物問題、地域の中では文化活動として盆踊り、お祭り、敬老会の計画、実行を先頭に立ってやっています。今、特に大切と思われるのは防災訓練、避難所の運営管理、交通指導です。年に2~3回自分の自治会がある交差点(蔵敷)に立って指導しています。
区内のお勧めスポットは近くの平瀬川です。自治会では、定期的に川の清掃活動をしています。
お勧めイベントは、平瀬川さくら祭で、市長もお見えになります。
趣味は物を作りあげることです。自治会活動も趣味のひとつです。大勢の人との関わりがあり、ここでも物を作る喜びが生かされています。嫌だったらやりません。
百姓も好きです。宮前区で育った野菜を地域の皆さんに食べて頂く、これも趣味かな。
宮前育ちの野菜はおいしいですよ。今の時代、農業を続けるのは大変なことですが頑張ります。(聞き手:渡辺記者)
■観光地を掘り起こしてPRを
吉田 茂 副会長 (宮崎在住)宮前区全町内会・自治会連合会副会長
―観光協会の抱負について伺いましたー
吉田茂「宮崎のこの辺一帯は戦時中、政府に買収され軍用地として整地され、歴史的遺跡や遺構は全て失われてしまいましたが、野川や土橋には色々と残っています。高名な影向寺をはじめ『宮前の風』の「宮前区の歴史」欄に紹介されているほかにも、未だ眠っているものが沢山あると思いますので、観光協会の抱負としては、観光地を掘り起こしてPRに努めていきたいと思っています。その上で『宮前小学校100年史』も参考になります」
―趣味と心がけていることなど―
吉田「園芸が趣味で、草花、菊作りに精を出しているが、品評会で賞を狙うことなどはせず、純粋に菊の丹精を楽しんでいます。町会の同好の方々と週に数回、宮崎会館で卓球などを楽しみながら、体力維持に努めています」(聞き手:坪井記者)
■もっと知ってほしい宮前の歴史
小泉 俊輔 会計 (犬蔵在住)宮前区商店街連合会会長
区内9つの商店街で構成され商業振興、諸問題に関して情報交換をしています。今、問題になっているのは商店街の街路灯の老朽化、倒れたりして危ないところ等、調査して新しく取り替えることを話し合っています。
犬蔵で生まれ向丘小学校菅生分校(現在は子育て支援センター)で学びました。「分校は、当時複式学級(片方が授業を受けている間、片方は自習)でした」とその頃の様子が書かれている『続・ふるさとを想う-平瀬川にそった村から-』の本のページをめくりながらなつかしそうに話してくれました。前向きで好奇心旺盛、平瀬川探索マップや蔵敷商店会マップの作成配布も手掛け、この地の歴史、観光といろんなことを知っていて生き字引みたいな方です。「区民の皆さんも宮前区の歴史をもっと勉強してほしいです。散歩コースで学んだり、友人に歴史の好きな人がいるので講演会もやりたいですね」(聞き手:渡辺記者)
■住んでよし・・・
持田 丞(すすむ) 監事 (有馬在住)セレサ川崎農業協同組合理事
代々続く有馬の地で生まれ育った持田監事さんにお話を伺った。この地を愛し大好きなまちと思う気持ちが、“住んでよし”の言葉にすべてを物語っていた。
「生活面での利便性の良さや、近くに多摩川があり富士山やスカイツリー等も見え景観的にも素晴らしい。区民祭など数あるイベントでは、多くの皆さんが来場される。その陰には、皆さんに『楽しんでもらいたい』、『喜ばせてあげたい』と、思いを抱いて応援している人たちがいる」そんな思いが大きな力となっている事を聞きました。まちは変化しても根本的に“住んでよし”の宮前区の素晴らしさには変わりない事を教えていただいた。
今後の抱負を尋ねると、『安心して住めるまちづくり』と、話された。「人に頼らず、要求だけでなく義務も果す。一人ひとりが責任を持った町は本当に素晴らしい」と、広い視野で見つめた地域への思いを聞くことができました。(聞き手:青柳記者)
■伝統文化の継承
鈴木 和子 会計 宮前区文化協会会長
文化協会の主な活動は伝統文化の継承、地域文化の向上、福祉活動です。
区内でお勧めの場所はホタルのいる飛森谷戸(とんもりやど)です。風景が好き、心がなごみます。
お勧めイベントはもちろん文化協会のイベントです。文化祭、美術展といろいろありますので見にいらしてくださいね。
趣味はカメラ、いろんな空の写真を撮っています。
観光協会役員としてのこれからの抱負は、理事会でいろんなイベントを提案して、その中から選んで実行して行く事。これからも役員として頑張っていきます。(笑顔が素敵で和子先生がいらっしゃると場がパッと明るくなる、不思議な力を持っている方です)(聞き手:渡辺記者)
■次世代の若者に期待
矢澤 博孝 監事 (初山在住)初山獅子舞保存会会長
保存会会員は150世帯で構成、平成6年から会長をしています。
主な活動は秋祭りの時に菅生神社に奉納する獅子舞です。笛、舞子等20名1組で活動しています。昨年の11月3日には明治神宮に奉納してきました。
区内でお勧めの場所は、つつじ寺で有名な神木の等覚院です。仁王門が貫録、風格があります。ぜんそく封じ寺とも呼ばれているので、これからの観光スポットにしたいですね。
お勧めイベントは『みやまえ映像コンクール』です。何かを訴えたり発信したりするとき文章より映像だと3倍、伝わります。コンクールに出て発表した素人の中学生が賞をもらい自信をつけその道に進みたいと思えば、市内には日本映画大学もあり勉強する場も整っています。発表した子どもたちの20年後が楽しみです。(聞き手:渡辺記者)