二胡奏者-畑澤 舞奈さん(14歳)(宮前区在住)

第17回「長江杯」国際音楽コンクール
              民族楽器・中学校の部 優秀賞受賞

二胡奏者-畑澤 舞奈さん(14歳)(宮前区在住) 二胡の音色に魅せられて
 3歳の時、両親と出掛けたデパートの広場で奏でられていた二胡の音色。子ども心に共鳴した何かがあったのだろうか。
 運命の出会い、この日から今まで聞いていた童謡が二胡のCDを聞くようになった。偶然にも以前別のデパートで見た二胡奏者に遭遇。その時、畑澤さん自ら「教えてください」と願い出た事にお母さんは驚いた。
二胡奏者の賈鵬芳(ジャー・パンファン)先生が主宰している教室の体験レッスンをお母さんは勧められた。大人がメインでグループ練習をしている教室に通い始めたが、3歳児はついていかれず、亀岡紀子(かめおかのりこ)先生の下で個人レッスンが始まる。3年前からは賈鵬新(ジャー・パンシン)先生と楊擎宇(ヤン・チェンユー)先生にも師事。

二胡奏者-畑澤 舞奈さん(14歳)(宮前区在住) 想いが叶う!!喜び
 ソロで演奏したい!!そんな想いを秘めながら、日々厳しいレッスンを積み重ねる。時には止めたいと思ったこともあったでしょうが、お母さんから「何事も好きな事は、とことんやり遂げなさい。そのためならどんな事でも家族でバックアップする…」と言う話を伺った。おばあちゃんや家族みんなに温かく見守られながら演奏テクニック、人として大きく成長する。
 2008年から2010年、高津市民館にて『多文化共生・チャリテイコンサート』、2011年からは東日本大震災復興応援イベント『中国音楽愛好会の集い』に出演たくさんの人に音色を届けている。2012年には日本二胡学会検定5級に見事合格、努力が実を結ぶ。
 畑澤さんが二胡を通して印象に残る場所を、「教室の発表会を開催したそれぞれの会場」、嬉しかった事は「オーデイションに合格して念願だったソロ演奏が出来た事」などを語った。私はその時の表情から、明日を見つめる熱い何かを感じさせられた。

二胡奏者-畑澤 舞奈さん(14歳)(宮前区在住) “若い力”翼を広げて・・・
 “時には海外アーティストのCD探しに出掛ける事を楽しみ”と言っていた畑澤さん。市民館で開催している『みやまえ文化魂』、2013年は二胡演奏そして2014年は実行委員になり二胡の演奏も披露する。
 デイケアセンターや学校など、演奏機会がありたくさんの人に披露している。区内小台にある『透光燦燦デイケアセンター』、水沢にある介護老人保健施設『ろうけん宮前』で演奏した。「ありがとう、今度いつ来てくれるの?」、「握手して」などたくさんの嬉しい言葉をいただいた。二胡を通してたくさんの人に出会い、楽しんでいただくことに感謝している畑澤さん。
これからも、明日へ向かって翼を大きく広げて欲しいと願っています。素晴らしい二胡の明日へ!!

宮前の風20号・2015.1 文・青柳和美)

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