新春対談 宮前を語る

宮前観光協会-新春対談

『宮前は、バランスのあるまち
       ますます好きになっていく・・・』

宮前観光協会-新春対談

左:築野千明さん 鷺沼商店会会長 中:浦野珠里さん フロンタウンさぎぬま副支配人 右:永井幸治さん JAセレサ川崎壮青年部 向ヶ丘支部長 進行:渡辺寛美 宮前区観光協会情報取材記者


渡辺 本日は、お忙しいところお集まりいただきありがとうございました。はじめに築野さんから、お仕事のご紹介をお願いします。
築野さん 現在、鷺沼商店会会長を仰せつかっています。また、駅前で43年続く布団店の社長です。
渡辺 昔はお嫁に行く時におばあちゃん、お母さんがお店に行き布団の柄を選び仕立ててもらい嫁入り道具のひとつとして持たせました。出産の時もそうですね。時は流れ”富士屋寝具店”さんが寝具を販売するときのモットーにされていることは…
築野さん 私どもでは、お客様のニーズに合わせた健康寝具を販売しています。このニーズとは、ご予算も含めて、いつどこで、どなたがご使用になるのかを伺いします。
 お客様は驚かれるのですが、お住まいが木造なのか? マンションなのか? 何階にお住まいなのか? もお聞きします。これは、湿度湿気によっても寝具選びが変わってくるからです。
 すべては、お客様に寄り添い、快適な睡眠、そして、末永くご利用していただきたいという気持ちからです。
渡辺 築野さんのお話をお聞きすると、私たち消費者のことを第一に考えていただいていることが分かり、プロとしての凄さを感じます。
 ところで、鷺沼商店会では、市内で最初に『まちゼミ』を開いたと聞きました。『まちゼミ』について少しお話しください。
築野さん 『まちゼミ』は、商店街のお店が講師となり、 プロならではの専門的な知識や情報、コツを無料で受講者(お客様)にお伝えする少人数制のゼミです。お店の存在・特徴を知っていただくと共に、お店(店主やスタッフ)とお客様のコミュミケーションの場から、 信頼関係を築くことを目的としています。まずは気軽に一歩店の中にはいってもらいたいという願いで、鷺沼商店会では、毎年秋に開催しています。
渡辺 私も『まちゼミ』にぜひ参加したいと思いました。
 最後にこれからの豊富をお聞かせください。
築野さん 鷺沼は、宮前区の『へそ』でありたいと思っています。幸い多くの方々から鷺沼が商店、人々の交流の場だといわれます。
 鷺沼は、お年寄りが安心安全で住めるまち、お年寄りが駅前で2-3時間過ごせるまち、子育てにやさしいまち、そんなまちをめざしています。
渡辺 私もよく鷺沼でお買い物をするので、さらに良いまちになってほしいと思っています。
 次は、「フロンタウンさぎぬま」の紹介も含めて、浦野さんお願いします。
浦野さん 「フロンタウンさぎぬま」は、カッパーク(なごみ保育園、フォンテーヌ鷺沼、土橋小学校・・・で構成)の中にあります。
 母体は、川崎フロンターレで、フットサルのコートがメインですが、市民の方々に気軽にスポーツを楽しんでもらいたいという気持ちから、さまざまなイベントやお教室を開催しています。
 子どもたちがお休みの期間には、、春、夏、冬とお祭を開催したり、女性向けや中高齢者向けの健康教室、グラウンドゴルフも開催しています。
渡辺 楽しそうな企画ばかりですが、どのような方が参加されていますか?

フロンタレーグッズ

フロンタレーグッズ

浦野さん 健康教室やグラウンドゴルフは中高齢者に人気で、築野さんも参加されている体操教室は、男性も元気よく参加しています。
 また、元、川崎フロンターレ選手やコーチが指導する子どもサッカー教室は、サッカー選手をめざす子どもが多く参加しています。
 子どもたちや中高齢の方々には多く利用してもらっているのですが、今後は、20代30代にもご参加いただける企画を考えていきたいと思います。
渡辺 働き世代にも参加してほしいですね。最後になりましたが、美味しい野菜を届けている生産者のお一人である、永井さんひと言をお願いします。
永井さん 神木で代々続く農家です。通年を通して、十数種類の野菜を父と二人で育てています。
渡辺 地場のお野菜は新鮮で美味しいですね。宮前区に新しくできた「セレサモス宮前店」に先日行って来ました。道の駅みたいで、活気がありお客さんでいっぱいでした。
永井さん 私も「セレサモス宮前店」に野菜を出荷しています。定時メールで品物が少なくなるとすぐ連絡が入り、持っていき補充します。そこで、消費者の方と直接話ができるのでとてもやりがいがあります。
 また、畑の近くの「ひばり幼稚園」の園児たちが、もぎ取り体験や野菜の成長過程をみてもらって嬉しいです。
渡辺 お客さまが直接、生産の様子や永井さんと話ができるというのはよいですね。
野菜ジェラート

野菜ジェラート

永井さん 「セレサモス宮前店」では、小泉農園さんの野菜ジェラードがおいしいですよ。
渡辺 地元野菜のジェラートは、興味がありますね。
 最後に皆さんの宮前の好きなところ、これからの宮前についてお聞かせください。
浦野さん 朝、目を覚ますと鳥の鳴き声が聞こえることがあります。都会ですが緑が残っている宮前は好きです。
永井さん 住宅も多く、商業地もあり、畑もある宮前は、バランスがとれているまちだと思います。このバランスは、大切に守っていきたいです。
築野さん 若い世代も多く、そんな人たちが活躍できる社会にしていきたいと思っています。
渡辺 皆さん素敵なお話しをありがとうございました。まだまだ、お話を伺いたいのですが、誌面の都合で終わりにします。

宮前区観光協会-新春対談

左から 永井さん、築野さん、浦野さん、渡辺

宮前の風24号・2016.1 進行・文:渡辺寛美・撮影:青柳和美)

【注意】掲載記事は、取材時のもので内容がかわっている場合があります。